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ダイエットボディー喫煙とガン

「最近よく咳が出てつらくてたばこを吸うのを止めようと思うのですが、なかなか止められません。やはり喫煙はガンなどの病気になりやすいのでしょうか。運動すれば大丈夫ってことないですか。」

たばこが様々な病気、特にガンの原因になっていることはこれまでに多く報告されています。その多くが疫学的な調査によるものです。しかし、たばこに含まれている化学物質に実際に発ガン性があることもわかっています。
たばこが原因とされるガンは特に喉頭ガンや肺ガンなどの呼吸器系に関わる器官に多いです。しかし、食道ガンや胃ガンなどの消化器系やその他の部位のガンにもたばこと関係があると報告されています。
その他にもたばこは心臓病や脳卒中などの引き金にもなっています。
定期的な運動はガンの予防に良いとも言われていますが、喫煙しながら運動することはむしろ肺などの呼吸器系への負担を重くして気管支炎や喘息などの病気を引き起こしやすくしてしまうでしょう。やはり喫煙を止めた方が肺ガンにかかる確率を健康的に低くしてくれます。

たばこの喫煙習慣は一種の病気です。たばこに含まれているニコチンに依存した中毒です。止めたくてもなかなか止められない人は医者や専門家に相談してみるといいでしょう。
日本では若い人たちがおしゃれ感覚で吸い始め、それが年を重ねるにしたがって嗜好品になり、いずれニコチン中毒になってしまい止められなくなっているように思われます。
若者が手軽に喫煙を始める理由の一つに日本のたばこの安さがあげられます。事実、世界先進国の喫煙率とたばこの価格には負の相関があります。たばこの価格を上げている国の喫煙率は減っています。
アメリカではガンの発生を減らすために、様々な対策で禁煙に取り組んできています。公共施設での禁煙、たばこ税の増税、テレビ広告の禁止などがそれです。たばこの値段は州によって違いますが、大体700-800円以上はします。これらの対策の結果、喫煙率は減り、同時にガンの発生率も減っています。

日本のたばこの値段は先進国の中でも最も安く、最も喫煙率が高いです。
日本たばこ産業がこの夏(2006.7.1)に3年ぶりにたばこ税の増税に伴って値上げをします。マイルドセブンなどの人気商品は増税分以上の値上げになるようです。それでもマイルドセブンは300円。元々1977年に150円で発売されて、その2倍になりますが、物価の上昇率や喫煙のマイナス要素の認知度などから考慮すれば、発売から30年で2倍とはいってもかなり安いのではないでしょうか。
この値上げの理由も健康増進法によって整備の進む分煙スペースなどの設置にかかる費用を埋め合わせるためのようです。ならば、もっと値上げをして受動喫煙の害を減らす対策をとるべきです。受動喫煙によって肺ガンで死亡するケースは多く、その対策を積極的にしていかなければなりません。空気清浄機ではたばこの煙の中に含まれている有害物質の除去には効き目がありません。
日本のたばこに対する対策はまだまだ遅れています。

日本禁煙学会が2006年初めに設立されました。
やっと日本でもたばこに対する対策が取り組まれつつあるようです。
ただ頭ごなしにたばこは悪い、吸ってはいけないというだけなく、なぜダメなのか、どのように止めたらいいのかということを教育や公共機関を通して一般社会に広めていかなければなりません。

山内潤一郎