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ダイエットボディー基礎代謝

「最近の若い人は「基礎代謝」が非常に低いと聞きます。たしか息を吐いて調べるんですよね?その原因はやはり「運動不足」などが原因なのでしょうか?」

ヒトの1日の総消費エネルギー量は、基礎代謝量、生活活動代謝量、食事誘導性体熱産生(DIT)の3つを足したものです。それぞれが全体の約60〜70、20〜30、10%を占めています。ヒトの生命維持に必要な最低限のエネルギーを基礎代謝(basal metabolism)、家事や運動などの日常の活動で使わられるエネルギーを生活活動代謝、食事の際の食物消化吸収時に体温上昇などで消費されるエネルギーをDITといいいます。
基礎代謝量とは、肉体的、なおかつ精神的に安静な状態で全身の器官の細胞が体温を維持するために消費するエネルギー量のことをいいます。基礎代謝量は、性、年齢、体重、筋量、体表面積、食事、体温、外気温、季節、ホルモンなど様々な要因によって差が生じ、個人差があり、同じ個人でもこれらの状況の違いによって変化します。
運動や激しい活動などをした場合は生活活動代謝量が増え、その日の総消費エネルギー量が増えますが、基本的に基礎代謝量に変化はありません。ただ、継続的な運動やトレーニングによって筋量が増えるあるいは減るなどの体質の変化によって基礎代謝量も同様に増加もしくは減少します。その結果、活動するしないに関わらず基礎代謝量の増減によって1日の総消費エネルギー量も変わってきます。

基礎代謝量は、病院やスポーツ医科学センターなどでは、安静時換気の酸素摂取量を元に測定します。測定は、前日の夕食後12〜16時間経過して食物が完全に消化・吸収された早朝空腹時におこなわれます。その他、厳密な条件下で測定されてます。例えば、室温20度・湿度60%の室内環境下、正常な基礎体温、覚醒状態で心身ともに刺激のない状態、30分以上の仰向けでの安静状態後、さらに、喫煙の禁止、夕食時の高たんぱく食の禁止などがあげられます。それだけ、多くの要因に影響されるともいえます。
一方、基礎代謝量の簡易な測定手段として、厚生労働省から発表された日本人の年齢と性別ごとの「基礎代謝基準値(kcal/kg/day−1日の体重1kgあたりのエネルギー消費量)」をもとに計算して推定値を求めることができます。推定式は、「基礎代謝基準値×体重=基礎代謝量」。基準値は簡易上よく24がつかわれます。
ただし、前述したように、体重だけでは筋量や脂肪量の違いによって生じる正確な値を求めることは出来ませんので、注意しなければなりません。そこで最近では体重・体脂肪計で簡易に基礎代謝量を求めることが出来るものも出てきたようです。

最近の若い人は、運動をしなくなり筋肉の量やそれに伴う筋肉の活動量が減り、その結果基礎代謝が低いといえるかもしれません。世の中が便利になって、交通・移動手段の発達やコンビニエンスストアーの出現のためちょっとした距離でも歩かなくても用が済むようになりました。歩いて5分もしないコンビニエンスストアーにでさえも、原付バイクで買い物にいくようです。また、最近の子供達は外で遊ぶことよりも室内で遊ぶことの方が多いように思われます。インドアーで不活動な生活が近代生活の主流なりつつ、多くの課題を生み出しているのかもしれません。このような活動不足現象は若い人や子供ばかりにいえるわけではなく、高齢者を含め全てに世代にいえることです。

山内潤一郎