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ダイエットボディー成長期の筋力強化

「今時の子供はすぐにケガをするので、スポーツを指導するときにものすごく気を使います。子供たちの体力強化に適切な方法があれば教えてください。」

実際に成長期の子供の骨折などによるケガが近年増えています。
子供のケガの増加には様々な原因があると思います。例えば、最近は外で元気に遊びまわることが少なくなってしまっため、骨への刺激が減少してしまい骨密度の高い骨が作られなくなっていることが考えられます。骨にメカニカルなストレスを与えると骨の代謝が高まることはわかっています。
運動量の低下は、同時に、自分の身体を支えるのに必要な筋力を付ける機会を減らしてもいます。その結果、大きな力が加わったときに耐えられず関節に負担をかけてしまっています。
さらに、ファーストフードなどを多用した食習慣の変化によって、骨や筋肉をつくるカルシウムなどの栄養摂取の減少が骨折などのケガの増加に拍車をかけていると思われいます。

このように筋力の低下している子供たちが中学校に入って運動部に入り、急に練習をするとケガをしていまうのです。
成長期の子供たちはそれぞれの能力別にトレーニングをする必要があります。
当然、中学生よりは高校生の方が、中学1年生より中学3年生の方が筋量が多く、強い筋力を持っています。能力の違う子供たちが同じトレーニングをすることはお互いに利益がありません。
能力、あるいは年齢別にトレーニングプログラムを組むようにするべきなのです。部活に入った当初は基礎的な筋力トレーニングやスキルトレーニングを積極的に行い、土台をしっかり作ることに専念します。
成長期の1年間のトレーニング後における筋力の発達度合いは若いアスリートの方が大きいという報告がされています(Hakkinen et al. 1989)。成長期においても、若い子供の方がトレーナビリティーが高いのです。

したがって、最初から無理にきついトレーニングをさせるよりは、半年、1年で基礎的な筋力を無理なく向上させてから徐々に上級生に混じってトレーニングをするようにしていった方がケガもなく効率が良いのです。急がば回れです。

そのためにも、定期的に筋力のレベルを測定して評価することによって、現状を把握してトレーニングプログラムを適切に調整していかなければなりません。

山内潤一郎