筋肉の硬さ
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「柔らかい筋肉でケガをしにくい良い筋肉だと言われたことがありますが、筋肉の質にはいろいろ種類があるのでしょうか。速筋、遅筋と関係ありますか。」
筋肉の硬さや柔軟性には、筋や腱などの弾力性、神経−筋間の情報伝達能力、形態的要素などが関係しています。
これらの能力が高いといわゆる柔らかい身体です。動作範囲が広く、さらに筋、腱、他の結合組織に無理な力がかからないためケガをしにくくなります。
一方、硬い筋肉とはこの逆で、筋や腱そのものの弾力性が低く、持続的に筋肉が緊張しています。筋肉が持続的に緊張することによって血液循環の不良を招き、筋肉への酸素や栄養供給を不十分にし、肩こりなどを招いています。
筋肉の硬さは筋組成タイプにも多少影響しているようです。例えば、姿勢維持筋に多い遅筋は筋肉を持続的に緊張しなければならないために硬いです。適度に筋肉が緊張していることで、身体の動きはうまく制御されています。例えば、立っているときの身体の前後の揺れの調整にこのような筋肉の持続的な活動が働いています。つまり、適度な筋肉の緊張は必要なのです。
その一方で、速筋は必要時に筋を短時間に緊張させなければならないため、通常は疲労を蓄積しないようにリラックスをしていると考えられます。つまり柔らかい筋肉といえます。
筋肉そのものの性質を変えることは難しいですが、ストレチッングやマッサージなどで筋肉の柔軟性の向上や過度な筋緊張を減少させることは出来ます。逆に、筋肉の不活動は柔軟性の低下を引き起こします。筋肉の柔軟性を低下させないためには筋肉を積極的に動かしてその部位の活性を維持してあげることが大切です。
山内潤一郎
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