グルタミン 筋 感染 摂取 運動 トレーニング 免疫 萎縮 アミノ酸 効果 / ダイエット・フィットネス情報館ダイエットボディー.com





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「最近トレーニング直後にグルタミンを10g摂取するようにしてから、疲労感やだるさの軽減がみられます。グルタミンの効果が出ていると思われますが、いかがでしょうか。」

グルタミン(glutamine)は必須アミノ酸ではありませんが、筋中におよそ20mM、血中におよそ0.6mM含まれており、免疫系の細胞の重要なエネルギー源となる大切なアミノ酸のひとつです。このグルタミンの血中濃度が、運動後、特にマラソンなどの激しい持久的な運動後に低下することが知られています。このことがカゼなどの感染症に罹りやすくなっている原因のひとつになっているのではないだろうかといわれています。
定期的な運動をすることによって、免疫系の機能が向上して感染症への抵抗性は上がります。しかし、一過的な高強度な激しい運動は免疫系の機能が追いつかず感染症に罹る危険度を上げているのも事実です。

そこで、このような運動直後と2時間後にグルタミン(5g L-glutamine/330ml mineral water)を含有している飲み物を摂取し、その後1週間の間に感染症に罹る率を調べた研究があります(Castell et al. 1996)。その結果、グルタミンを摂取した72人中58人(81%)が感染症に罹らず、一方、甘味料だけを加えたプラセボグループは79人中39人(49%)が罹りませんでした。つまり、グルタミンを摂取した人は感染症に罹る確率が低下したといえます。

また、筋中のグルタミンの低下が筋萎縮と関係していることも報告されています。つまり、グルタミンは筋が異化(catabolism)する状況下で多く利用されています。ラットによる動物実験で、グルタミンの投与が筋中のグルタミンの濃度を維持し、グルココルチコイド(glucocorticoid)*の投与による筋萎縮を防ぐことが出来きました(Hickson et al. 1995)。*生体内でグルココルチコイドは主に糖を肝臓で生合成したり、タンパク質を異化する働きを担っています。したがって、グルタミンの投与はグルココルチコイドの影響によって引き起こされる筋萎縮の予防に効果的だといえます。

トレーニング後にグルタミンを摂取することは、感染症に罹る率を抑え、トレーニングによって壊された筋線維の回復を促していると考えられます。その結果、トレーニングによる疲労感が軽減されているのかもしれません。

山内潤一郎