ドーピングとスポーツパフォーマンス
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「普通の人がドーピングして100メートルとか走ったらタイム変わるんですか。」
毎回オリンピックの時期になるとドーピングの問題がニュースになります。
ドーピングの種類にもよりますが、その競技に適した身体能力をあげるドーピングをすれば、確実に記録は伸びます。
ドーピングにも様々なタイプあります。
まず、短期間で直接パフォーマンスに作用する物質、つまり元々潜在的に存在する能力を薬によって最大限に引き出しすドーピングです。
これには興奮剤などがあげられます。
次に、長期間の投与によってパフォーマンスに作用する物質、つまり継続的な薬の投与によってこれまで存在する能力を高めるドーピングです。
こちらには、ステロイドなどによる筋肉増強剤やエリスロポエチンなどによって赤血球増加剤などがあります。筋肉の増強は力、パワーパフォーマンスの向上に繋がります。一方、赤血球の生産を高めることは筋肉への酸素の供給を増加し、持久パフォーマンスの向上に繋がります。
さらに近年は、元々の遺伝的能力を操作することによって、パフォーマンス能力を高める遺伝子ドーピングが話題になっています。本来は遺伝性疾患の患者を治療する目的で医・科学の世界で研究が進められています。しかし、これをアスリートのスポーツパフォーマンスに悪用しようとする考えも生まれてきています。なぜならば、確実にパフォーマンスが向上して、なおかつドーピング検査に引っ掛かる可能性が現在のところ皆無だからです。
このようにドーピングするとパフォーマンスが上がるという話を聞くとドーピングしてみたいと思う人が出てきても不思議ではありません。
確かに誰もが一番になりたいし、負けたくありません。
ドーピングがフェアー精神に反するとか、ズルイかどうかは政治的・経済的問題や社会的な認識の下で議論、判断されるしかないでしょう。
しかし、多くのドーピングには副作用があり、人の身体の健康を害する危険性が高いということを理解しておかなければなりません。
Dr.J.Y.
山内潤一郎
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